「島原大変肥後迷惑」の謎
地形模型「島原」の制作を通して!!
今年度の地形模型「島原」が完成しました。今回は有明海の海底から雲仙普賢岳までを立体的に表現しています。わずか4人の生徒たちの手によるものですが、熱心に作業に取り組みました。「世界ジオパーク」にも日本で初めて選出が決定した「島原」です。江戸時代の「島原大変肥後迷惑」の話から制作を思いつきました。「島原大変」の後に起きた「肥後迷惑」。この「肥後迷惑」を引き起こした大波の原因を、地形模型から探りました。生徒たちは「有明海の水深が関係しているのでは?」という思いを持ったようです。
さてこの地形模型、今年も「しまね児童生徒地図作品展」に出品しました。11月末の展覧会及び審査結果が楽しみです。
「しまね児童・生徒地図作品展」が11月21日からの3日間、出雲科学館で開催されました。厳正な審査の結果、『「島原大変肥後迷惑」の謎』は「島根地理学会長賞」を受賞いたしました。作品全体の中で第3位(同位に三作品)、中学校の作品の中では最優秀(同じく2作品)でした。この作品は、来年茨城県つくば市で開催される「全国児童生徒地図優秀作品展」に出品されることが決定いたしましたので、しばらく本校には返却されません。卒業式の頃には、来校の折にご覧いただけるのではないかと思います。