本を読むぞう委員会さんが、読み語りの会を開きました。

読んでくれたのは、間所ひさこ『10ぴきのかえるのピクニック』(PHP研究所)でした。
登場する10ぴきのかえるには、名前がついています。
おこりかえる、ふりかえる、おどろきかえる、あきれかえる、まちがえる、
でんぐりがえる、しょげかえる、はしゃぎかえる、ひっくりかえる、かんがえる
ひっくりかえるが出てきたときには、ザワザワ。子どもたちもすぐさま反応していました。
おすすめの本も紹介してくれました。
●石渡みお『川の中で』(くもん出版)
久しぶりに目を覚ました石は、たくさん小さな丸いつぶに囲まれていました。丸いつぶの中には、2つのてんてんがあり、石をにらんでいました。石は「てんてん こわい」と日記にきざんで眠ってしまいました。次に目覚めたとき、あのてんてんは・・・・!
と、いうおはなしです。読むぞう委員会さんのおすすめポイントは、
「てんてんが魚の赤ちゃんとわかって、石が赤ちゃんを守るところ」だそうです。
さて、もう1冊は、
●藤本四郎『ねずみのえんそく もぐらのえんそく』(ひさかたチャイルド)
とってもいい天気!
ねずみえんのみんなも、もぐらえんのみんなも、いもほりへ出発!
と、いうおはなしです。上(ねずみえん)と下(もぐらえん)でお話が同時進行します。読むぞう委員会さんのおすすめポイントは、
「ねずみともぐらが上から下から両方に食べ物をひっぱるところがおもしろい」そうです。
『ムーミン』シリーズの作者トーベ・ヤンソンが、今年生誕100周年をむかえます。
それに合わせて、ムーミンに関する掲示と展示をしました。

ちなみにトーベ・ヤンソンの誕生日である8月9日は、「ムーミンの日」です。
昔はムーミンのアニメが放送されたりしていましたが、今はムーミンを知らない子がたくさんいて、若干、ジェネレーションギャップ(?)を感じるこの頃です。
これをきっかけにして、ムーミンのことや作者のことに興味を持ち、読書へとつながればと思います。
七夕に関する本を展示しました。さんさんサービスで作った七夕飾りもおいてくださり、
素敵な雰囲気になりました。

展示した本の中で、くすのきしげのり『おこだでませんように』(小学館)は、大人の方にもお勧めしたい本です。
家でも学校でも怒られている「ぼく」。昨日も怒られたし、今日も怒られた。
きっと明日も怒られるだろう・・・。ぼくは「悪い子」?
「ぼく」は、ならったひらがなで七夕さまにお願いをします。
「おこだでませんように」
子どもたちの感想を紹介します。
7月1日 1・2年生
くろだかおる『ゆうれいとすいか』(ひかりのくに) |
・ゆうれいのすいかは、ひやいとは思いませんでした。
・蚊をつかまえるところが、おもしろかったです。
・おばけの国のスイカが青くておもしろかったよ。 |
7月8日 3・4年生
荒井良二『はっぴいさん』(偕成社) |
・ぼくは男の子は、平和にくらせますようにと願ったと思います。女の子も平和にくら
せますようにと願ったと思います。
・男の子と女の子が、逆のことを言っていておもしろかったです。 |
7月15日 5・6年生
荒井良二『はっぴいさん』(偕成社) |
・願いを叶えてくれたり、困ったことを聞いてくれる人がいればいいなあと思いまし
た。最初は二人は離れていたけれど、石の上で願い事を聞いて、それは悪い事
じゃないと言ってくれたから、「はっぴいさん」は「友だち」とかかなと思いました。
・二人ともお互いにアドバイスをしていて、それが「はっぴいさん」 だったのかなと思
いました。 |
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